印刷の種類は大きく2つに分けることができます。 【オンデマンド印刷】と【オフセット印刷】です。
オンデマンド印刷とオフセット印刷の違いは、印刷に「版」を使用しているかです。

オフセット印刷機

【オフセット印刷】

オフセット印刷は「平版」という版を作り、インクを「ブランケット」というゴムローラーに転写してから紙に印刷します。 写真などの微妙な色合いの再現性も高く、印刷物を鮮明に仕上げることが可能ですが、版を作る分、数10部のような小ロットでは単価が高くなるため、1,000部を超えるような大ロットの印刷に向いています。

オンデマンド印刷機

【オンデマンド印刷】

オンデマンド印刷はパソコンから直接印刷機にデジタルデータを送って印刷します。 印刷前の「製版」工程が省略されるため、数10部～数100部程度の小ロットでも、必要な部数だけを手軽に印刷するのに向いています。 その為、余分に刷って使用しなかった分を破棄するような事も起こりづらく「必要な時に、必要な分だけを、低コストで」印刷できます。

オンデマンド印刷は数10部～数100部程度の小ロットの場合、オフセット印刷よりも費用を抑えやすいため、低価格で少部数の印刷物を作りたい場合に向いています。
すぐに必要なチラシ・ポスター・名刺など急に印刷物が必要になった方にもおすすめです。

一方、オンデマンド印刷にも苦手な部分があります。
以下のような場合はオフセット印刷をおすすめします。

・同じ内容で大量に印刷したい
・写真などの微妙な色合いも美しく、鮮明に印刷したい
・特殊な用紙を使いたい
・DICカラーなどの特色を使用したい